本日晴天!大量のシナベニア板に、描画用の下地塗布しました。💨
画材のガチなお話② 前編①はこちらをどうぞ
テンペラ画とは?
ひとくちに「テンペラ画」といっても、テンペラ絵の具のみで描くもの、
あるいは、テンペラ絵の具と
油彩テンペラ画(15世紀ヨーロッパからの古典画法)は絵具だけでなく、なんと基底材
↑紙やキャンバスにあたるもの、もイチから手作りなんです
厚さ9ミリシナベニアに、そのままでは絵が描けないので、下地材を塗布して
絵が描けるように加工します。
板も一からの手作り
正式な下地材は、ボローニャ石膏とウサギ膠を合わせたものを湯煎し、
何層か塗布、研磨。なのですが、、、
が、画材が入手困難なのと『ウサギ膠膨潤からの工程は今の生活では不可能💦
で、ジェッソ(アクリル絵の具)など色々試行錯誤を繰り返してみました。
板にアブソルバン、またはミューを使用が、正式な下地材↑に近いようです。
乾燥させつつ、4層程度塗布。さらに乾燥のち、研磨。ようやくここから絵を描くわけです。
板がキャンバスより細かい描写に向いているのと、
重ねた絵具を削った時に跳ね返してくるような手触りが好きです。
油彩テンペラって、パンに例えると、手間暇かけた天然酵母パンのような、、
勝手にオーガニック絵画って呼んでます、なんて。
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ごくごく簡単にまとめました。青字をクリックで、ぜひご一読ください↓
生卵を使った絵の具って?【制作のこと①】
どうして画家になったの?【制作のこと③】
あの巨匠と同じとは!【制作のこと④】
なぜこの画法(油彩テンペラ)?【制作のこと⑤】
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