謎は、謎のまま

展示会場へ絵を送るために、せっせと梱包作業に
明け暮れたある日、、、
(念入りに梱包しないと、会場との1往復だけでも
結構、傷がついちゃうのです。特に額の四隅が痛みやすい)

そういや、昔、こんなアルバイトやったなあ〜と
思い出しました。

とある大手運送会社は、引っ越しや宅急便といった部門の他に
あまり知られてないけど「美術梱包」という部門がありまして、、

仕事内容は、展覧会の展示撤去作業、オークションで競り落とされた
作品の梱包&発送作業。

バイト情報誌に募集がでることは少なく、
私も美術仲間から紹介してもらって、
数年、そこで働きました。

オークションの発送作業は、膨大な数の美術作品を
ひたすらひたすら梱包するという、職人的な仕事。
いろんな形、大きさのものを、朝から晩まで
形に合わせて板段ボールを切り、箱をつくって
プチプチでくるみ、P,Pバンドで留めて仕上げで、一丁あがりっ!

最初は梱包に必死なんですが、
慣れてくると、「この絵いいなあ〜」なんてチラ見したり(笑)
誰もが知っている作家も、結構ありました。
「あれっこの絵、つい、こないだもも梱包したよ?」
同じ作品が、毎回オークションに出ている??

何点かあるんです。
宛先は毎回違うけど、絶対に、同じ作品。

その頃は、絵って、気に入ったらずっと手元に置くものだと
思っていたから、ぐるぐる流通するってことが
よくわからなくて、それはそれは不思議でした。

不思議だったけど、なにせ、扱う数が多いので、
毎回、追われるように梱包して終わり。

疑問を追求することなく、数年でアルバイトも
卒業しました。

あれから何年もたって、考えてみたけど、
やっぱり不思議。
株の売り買いみたいに、回せば、利益になるのかしらん。

絵って、株みたいに激しく価格変動するとは思えない。
オークションの手数料やその他を引いても、売り買いを
繰り返すメリットってなんだったんだろう??

やっぱり、わかりませーーーーーーーーーん!!

謎は、謎のまま。

あの仕事は、オークションのほか、展覧会の展示撤去にも
携わったので、裏舞台の展覧会ができるまで〜を見れて
すごく勉強になりました。

美術品の梱包の仕方、等々、何にでも技術というのがある 
と 知りました。

私の技術なんて、その世界でのごく一部ですが、
それが、今こうして役に立っている。
無駄なものなんて、ないんですね。

今日はいい締めでした!(笑)
bijutu_image.jpg
↑画像は、大変お世話になった会社のサイト→⭐️から
お借りしました。まさしく、こんな感じのお仕事でした。






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