フクロウ物語 2(A.油彩テンペラ画)

フクロウ物語→⭐️ の続き

コンビニで「コブクロ」が「フクロウ」に聞き間違えるくらい
 気持ちだけは、フクロウ三昧になったのだが、
肝心の作品は、なかなかすすまなかった。

 一度も描いたことがない、形をしらない というのは
細かく描き込むタイプの私にとって、
 決定的にマズい。

う〜〜〜む。 
もっと「知る」にはどうすればよいか。

知恵を絞った挙句、フクロウの剥製もどきを入手。
 茶と白を二羽を揃えて、
アトリエに置いたが、あれ??なんか違う。。。

なんちゃって剥製なので、
顔が漫画っぽい↓のである。
P1180869のコピー_convert_20150313094543 
お茶目すぎて、絵にならないんだと、
あ〜でもない、こ〜でもないっっと、散々描いてから気づく。
 デッサン、何枚描いただろうか? 
油彩の本画も、構図や色を変えて何枚もトライ、
ど〜〜しても上手くいかなかったものは、
 泣く泣く途中で止めたり、トリミングしたり。。
P1190005のコピー_convert_20150312154240 
↑構図を変えて、何度もトライしてみる。
すこ〜〜しづつ、形がつかめてきた気配。。

 個展の準備を並行しながら、進めてきたが、
あまりにも完成より遠い、うんと手前の段階で
手が止まってしまうので、弱り果てた。
 制作に夢中になると、他にエネルギーが回らなくなる。
どうも、集中力は一定の量しかないらしい。

絵にエネルギーがいく分、
ほぼ、うわの空になる。
 お風呂をうっかり水風呂で満タン、5回、、
いや、もっとか(笑) 
栓をぬいたまま、お湯をいれること3回。
 ちびこ(娘)のお迎えを忘れ、園より電話が1回。
 フライパンを焦がして、買い換えること3回。 
セーターを裏返しで、外出すること2回。 
(あんまり書くと、呆れられそうだから、
これぐらいにしとこう、、) 
まあ、とにかくエネルギーが絵に集中する分、
周り、家族にはかなり迷惑もかける。
 迷惑かけっぱなしなのに、
それなのに、絵もろくろく仕上がらないなんて! 

絵の具も高価なのに、無駄にしてるって、

ワタシ、何やってんだろう〜〜〜??
 アトリエに籠っていたら、
情けなくて、涙が出てきた。
 暗い顔で、近所のカフェにいくと、
顔なじみのおばちゃんが
「な〜に、暗い顔してるじゃない?!」

問われるまま「絵が煮詰まって、、、、
アトリエで泣いてましたあ、、」
 ボソボソ言い終わる前に、
カウンターにいた常連さん、おばちゃん、みんなが
「そう、大変だね。頑張って」
じゃなくて、、、、  「あははははぁぁーーーーーーーーー!!!」
爆笑の渦だった。
 そうだよね、いくらなんでも、泣くことないよね。 
地獄の三丁目の気分から、みんなの爆笑のおかげで
我に返った。 

フクロウをオーダーしてくださってるKさんに
正直に経過を報告すると、
 「美紀さんの好きなように、やってください」
と 寛容な返事をいただいた。 
すでに、初めの話がでてからかなりの時間は過ぎ、
普通だったら、もう、とっくに打ち切りになる話だ。
ありがたくて、恐縮する。
 
rinngotohonn.jpg 
おかげで、ようやく気を取り直して、
頑張ろう!と前向きになった。

3へ続きます

丁寧に時間をかけた贅沢な作品は、目に見えない時間を閉じ込めたもの。
それが飾られた場所の空気を本物にします♫

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イタリアで美術を学んだ画家と、楽しい学びの時間

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