美しきバルール2

1の続き。

 ガッコウの中、家の中では、
完全に劣等生だった私ですが、

そのシュールな封筒作りの職場では、
 一番年少の(まだ中学生ですから〜)
かつ、健全な状態と言える事を自覚しはじめました。

 皆、死んだ様に8時間を過ごす中、
3時のおやつの時間になると 急に活発に動きだす。 
その施設の中では食事は厳しく制限され、
みんなお腹をすかせていました。 
ジュースはメチャ貴重な物品なのです。 
一度リーダーが差し入れたジュースが
一本足りない事がありました。
 運悪く、もらいそこねたスーさん(仮名)
普段は、全く口をきかない彼女が、
ものすごい形相になり、
「私のジュースがナイ!ジュースがナイ!!」
と 半狂乱になり。

 その時、ふと、
ずっとココにいてはいけない!
と 強く思いました。
 それまでは、
ガッコウでも家でも、ただただ
反抗か拒絶の2種類の行動しか
取らなかった私でしたが、子供心に本能的に「 このままではマズい!!」と。

 とにかく、ここから這い上がらくては、
ずっとココから出られなくなる。
私も、この大人たちと同じ様に死んだ目をして、毎日を過ごす様になるのだろうと
焦りのような感情がわいた。
 (もちろん、すぐ、ガッコウへ
復学できた訳ではなく、その後何年もかかって
やっと社会復帰へたどりつく) 
あれから、何十年もたって、
今は、作品を求めて下さる方がいたり、
教室の仕事をさせていただいたり、
好きな仕事で、生活させてもらっている。
 本当に有り難いなあ〜と思うと共に、

いろいろ難題が降り掛かった時にも
あの封筒作りを思えば、まだまだ頑張れる!

そんな気がします。

丁寧に時間をかけた贅沢な作品は、目に見えない時間を閉じ込めたもの。
それが飾られた場所の空気を本物にします♫

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イタリアで美術を学んだ画家と、楽しい学びの時間

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