桜の季節 2

前回の続き、、

長い間、ずっと油彩を描いていた父。
晩年は、油彩がしんどいと、もっぱら水彩でスケッチなど描いていた。

アトリエの片付けで、奥から昔のキャンバスを引っ張り出してみる。
どれも、父が通ってた絵画教室での静物画なのだが、、、

かなり変わっ、、いや個性的(笑)
titinoe-seibutu.jpg

瓶や、花、果物は教室でのモチーフそのままだと思うのだが、、、
ん?
脇に描き添えられた「丸い玉」は何だろう??
ヒトダマ、でしょうか??イヤイヤ、、、

なんか、描き足らなくなって、あとから足したものだそうです。
父曰く、、「エネルギーの塊のような、情熱のようなもの」

その時は、ただ「はあ〜〜〜〜」としか返答できなかったけど
今こうしてみると、ちょっとシュールな所が、
妙に自分の絵に似てるなあなんて改めて思いました。
やっぱ、親子で似てたんだなあ!
titinoe-dessan.jpg

亡くなった当日にも教室に行ってたらしい。
その日の詳細はよくわからなかったけど、
スケッチブックをパラパラめくっていたら、
当日の日付のデッサンが出てきて、ハッと。
↑反射で上手く撮れなくて、見づらくてゴメンナサイ。

モノクロのデッサンは珍しい。
体調悪くて、色づけまでできなかったのかな、、と
勝手に推測していました。

後日、教室の仲間と話す機会があり
「その日は、モノクロのデッサンにチャレンジしよう!って
張り切ってました」と聞いて、
心の中が、サアっ!とクリアになりました。
ちょっと勇気をもらったというか。

当日も、父なりに小さな「挑戦」をしてたのだ。
そこに、生きるべき姿勢をみた、というか、、、

プロではないし、誰に見てもらうためでもなかったけど
小さな前進を、旅立つ当日もコツコツしていた訳で、

そうやって、生きればいいんだよと
小さなデッサンが、言っているようでした。

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父のいた2階は、改装後、
ゲストルームになる予定です。
夏かな?秋頃になるかな?

生きてるヒトは、生きていられる間に
前にどんどん進むべし、で頑張りますーーー!



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