フレスコ画 完成まで少し、、

フレスコは、キャンバスや紙ではなく、モルタルをコテで広げて 
それが乾く間に顔料をのみで描き上げる方法。
 
IMGP2897のコピー_convert_20130627170224 
↑これがモルタル。そこに黄色の顔料を少々

描き上げる時間は、
1日+加筆の為の時間が少々。
 だから、7月のタイへの出発までには余裕で仕上がるだろうと
考えていました。

 で、前回の続きー膠が乾き、いざ剥ぎ取ろうと力を込めて布を
引っ張る、、
ビリっ!
思い切り布だけが破け、予想外の展開に焦る私。 
え?ビリって、、。
以前のときは、布にくっついてフレスコの塊がコロっと簡単に
とれたのに、
おかしい。

布を引っ張る角度が悪かったのかなと、絵の周りをくるくるまわったり、
 手を変えながら引っ張ったが、やはり布だけがビリビリ破けた。 

手持ちの道具(ノコギリから、カッター、ついには包丁まで登場!)
なんとか板から剥がそうとしたが、全く取れなかった。
sippaisaku 
↑試作品も、ようやく布を剥がしたが、イマイチ。

取れないだけではなく、
いろいろいじっていたら下地に使っていた
基底材の板のつなぎ目が外れて、
絵はど真ん中から真っ二つに割れてしまった。

ど真ん中で絵を二分割すると、、、、、
不自然で格好わるいんです。

汗びっしょりになって何時間か格闘後、これは、どうにもならない
もうこれは作品としては諦めるしかない と断念した。 
目指す完成(以前の作品)↓はすぐ目の前のはずなのに、、、
ベルガモ 
悔しさと虚しさ。その時の気分を絵にするなら、そう、、、
ピッタリくるのは、、、そうね、、

春に東京近代美術館で開催していた「フランシス・ベーコン」
“人物画Ⅱ”かしら。
またはムンクの「叫び」?

あるいは、ハニワ?
 
haniwa 
しばらく経って、出発ギリギリまで、やれるだけやってみようと 
ハニワは、いや、私は思い直す。

 モルタルを丸京石灰さんから取り寄せ直し、ついでに色々質問すると、
親切にコツなど記した
メールが返って来た。 
「モルタルは湿気がありすぎても、なさ過ぎても固まりづらい。」 
「基底材との相性も重要である」 
「ブロックで展示したいなら、ある程度の厚みも必要。」
 いろいろふまえて、またモルタルを練り、原画を転写、着色。
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 ↑色の乗せ始めは、いつもワクワク

今度こそ、上手くいきます様に、、続く、、

丁寧に時間をかけた贅沢な作品は、目に見えない時間を閉じ込めたもの。
それが飾られた場所の空気を本物にします♫

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イタリアで美術を学んだ画家と、楽しい学びの時間

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