クミさん

イタリアのフィレンツエに留学していた時、
クラスメイトのクミさん。
他、マキちゃんの話。

あれから7年近くたつのに、、
今でも時々お会いする、
そして、これからもずっとお付き合いしたい魅力的な人です。 

クミさんは外資系金融会社の一線で
バリバリと仕事をしていた女性。
会社の何回かの合併を機に 「もう、これからは、好きな事をやって生きよう!」と
 40代でスッパリ退職。
 元々オペラが大好きだったので、イタリア語と古典美術を学ぶべく、
フィレンツエの美術学校に入学し、そこで 私と出会いました。

 初めて学校でお会いした時は、
スゴく理論的で絵画の知識は既に私よりあり、
 疑問があれば納得いくまで先生に質問する「とにかく積極的」という印象。 
後で、クミさんがバリバリのキャリアウーマン、
競争の激しい外資系。
しかも金融の世界で、
毎日億単位のお金を動かしていたと知って、
なるほどと。
海外生活が長いせいか、マインドも日本人離れいてるといいますか。
アトリエ内でも黙々と描くタイプが多い中で、目立ってました。

 アパートに招かれて、留学生仲間で 餃子パーティをしたときも、
←この餃子がね、バターとオリーブオイルの
味付けに飽きていた私には、 
とても美味しかったです!)
仮住まい感の強い、殺伐とした私たちの部屋と違って、
 料理の本やら、生活家電がきちんと揃っており 留学生といった感じはしませんでした。 

私の帰国後も、
クミさんはフィレンツエに残り、
冬はタイの家で過ごし、
 夏はモナコの家で過ごす と聞いて
スケールが違うなあ〜 と驚きました。
 一年間乗り放題の飛行機のチケットで
(そんなチケットあるんですね) 
お気に入りのオペラ歌手を追いかけて、ある時は
スイス、ある時はイタリアと行く と聞いた時は、
 好きな歌手を追いかけて、全国のコンサートに足を運ぶ ジャニーズのおっかけの従兄弟を連想したけどスケールが違う!
 スケールは全く違いますが「同じ演目でも、場所が違うと全く違う舞台になる!」
熱く語る二人の姿がかぶって面白かったです。

そんなクミさんと、環境や生活はまるで違いますが、 美術が好き!という共通点のおかげで
年に数回、日本に帰国した時は、 食事をしたりで楽しい時間を過ごさせてもらっています。
 
金融会社勤めだった頃の話を聞くと、 夜中ベットに入っていても、 電話がしょっちゅうかかってくるような生活。 数分、数秒で億単位の取引を繰り返すプレッシャーから、
心身を壊して辞めていく同僚も多かったという話。 私には想像もつかない世界です。
でも、そんな話の後にクミさんが描いている油絵の話、 旅先の美術館で見た、面白い作品の話、、。 今、研究している、光と色の関係についてとか (常に探究心、向学心がすごい方)
 私の作品をみた率直な感想等々、夢中になって話す姿をみていると、 なんていうか
目上の方に失礼だけど可愛らしい、なんて。。

もし、クミさんが現役で働いていたなら 接点は全く無かったでしょう。
クミさんが会社を辞めた時期と、 私が思い切って留学した時期が偶然重なって
出会いがあったわけで、 人の出会いとか縁って 不思議なものだな〜と思いますね。
 そして何年たった今も変らず帰国の度 声をかけて下さる事に有り難いなあ〜と。
 こないだお会いした時「次回は、互いの作品を 見せあいましょう!」と 別れました。
 改札口で、少女の様に手を振るクミさんを見ながら、 何かカワイイ女性だな〜と微笑ましく(失礼!) 思いました。 

一般的に、高い収入を得れば時間や自由が減り、 時間や自由を優先すれば、収入は低くなります。
 人の生き方はそれぞれですが、 潔く40代での退職を選択し、それからは好きな美術やオペラに情熱を注ぐ生き方って、 なかなか「両方」は出来ることじゃない!

 クミさんの生き方って、理想の生き方 なんじゃないかな〜 って帰りの車中に考えるのでありました。
 帰国の際は、またお声かけて下さいね。 いつでもどこでも、参上しま〜す!

丁寧に時間をかけた贅沢な作品は、目に見えない時間を閉じ込めたもの。
それが飾られた場所の空気を本物にします♫

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イタリアで美術を学んだ画家と、楽しい学びの時間

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