分離独立記念日 2

前回の続き、、、
 病院についたら、すぐ出産がはじまるものだと
思い込んでいた。
 ところが、破水したものの、=出産!ではないらしい。

 時折、猛烈な痛みが周期的にくるが、
モニターをみたお医者さんには、 
「まだまだ陣痛が足りない」と
言われてしまう。
 ちなみに私は、痛みにめっぽう弱い。
 大人の今ですら、注射する時は、絶対直視しないで、
なるべく別の事を考えて紛らわしてる。

今ですら、充分痛いのに、これ以上の痛みがくるのか〜と
思いながら、
集中治療室みたいな個室に入った。
 確かにこの時は、痛みが引いた合間に
携帯で連絡を取るくらいの余裕はあった。
 1分〜3分くらい「みなさん、この世にさようなら〜〜〜〜」と
言いたくなる様な痛みがきて、
ふと波が引く。
この繰り返しの間隔が、5分おきくらいにならないと 
出産体勢とはいえないようなのだ。

 それから、昼夜もよくわからないまま、
2日間たち。
疲労困憊したところで、
陣痛促進剤を打つ。
もう3日目に産まなければ
母子ともに危険といわれる。
 出産の痛みは、よく、鼻からスイカと言われてる。 
ちなみに姉は、鼻からヘラジカ(アラスカに住む、角の巨大な鹿)
だったそうな。 
なら、私はさしずめ、鼻からH型イーゼル(室内用の大型イーゼル)
といったところか、、、。

 とにかく動く事で、出産に近づくと言われたので、
 ヨロヨロのまま、個室を出て、病院内を歩いた。 
 髪はぼさぼさ、コンタクトは外し、ド近眼の眼鏡、
 病院から支給されたガウンは、もう前がはだけてるが直す気力すらない。

そんな姿で人でごった返すロビーを歩くのは、普段だったら
恥ずかしいだけだが、
今はどうでもよい。
もう、早く開放されたくて
どうでもよかった。 
もちろん、その合間に陣痛はやってくる。
「きた〜〜〜〜!!」と叫んでは、丸まり、
 パートナーが陣痛の時間をメモに記録する。

 私達の様子を見た親切な人が、
「大丈夫?車椅子を使ったら?」なんて
 話しかけてくれちゃうのが苦痛だった(ごめんなさい)

 入院してから4日め、ようやく
小刻な陣痛の波がやってくる。 
ようやく出産となった。

次回に続く

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